

マイクロソフト社の新OS Windows Vista®に搭載されているフォントです。クリアタイプ(スクリーン解像度を調整して文字を鮮明に見せるスムージングの技術)を生かし、スクリーン上で印刷と同等程度の可能性を追究した次世代ゴシック体です。
マイクロソフト社はWindows Vista®用のフォントとして各ベンダーの既存のゴシック体をリサーチしましたが、クリアタイプを機能をフルに活かせて横組に適したフォントを見い出だせず、新規に開発を行なったフォントです。その日本語パートのデザインを担当したのが現「TYPE C4」 タイプディレクター鈴木竹治です。
メイリオはマイクロソフトが追い求めたオンスクリーンでの優れた可読性を実現したフォントです。
コンセプト
- クリアタイプの技術によりビットマップを持たなくてもスクリーン上で優れた可読性を保ち、また印刷においても十分に対応出来るように設計されています。
- スクリーン上ではほぼ100%が横組という現状から、横組に適し、かつ欧文ともすっきり調和し読み易くした日本語フォントです。
- 本文用(レギュラー)と見出し用(ボールド)をセットにすることにより、さまざまなレイアウト表現が広がります。
デザイン
- 和文独特の中心ライン、欧文の横のベースライン、双方の設計思想を組み合わせる事で自然な横の流れと行間がしっかり出るようにデザインされています。
- 欧文との調和を考慮し、ステム(垂直)バー(水平)のエレメントとバランスが取れるよう和文デザインを調整しています。
- ビットマップでの再現表示を前提にゆるいカーブを出来る限り排除。どのサイズでもほぼ同じ字形が再現できるようにデザインされています。